方法書に関する意見を述べます。
令和4年3月の愛知県環境影響評価審査会での住民等の意見聴取がきめ細やかに実施されていないという指摘がありました。一方で住民からは数回にわたって説明会を求める意見陳述を行ってきました。しかし、令和6年8月4日の説明会まで何の具体的な行動は取られておらず、その説明会でもきめ細やかな説明には程遠く住民の声をきちんと聴取しているとは言えないと考えます。
ホームページで公開する事で、広く住民に説明できていると8月4日の住民説明会で答弁をしていましたが、住民への説明に関して余りにも安易に考えているとしか考えられません。ホームページはあくまで情報を取りに行く人向けであり、情報発信側が意思を持って相手に届ける為の手段ではないと考えます。さらに不明点の問い合わせも困難です。
つまり住民の意見聴取が出来ていない状況にも関わらず、住民が望んでいるという判断は出来ないということです。
人口集中地区を示す統計地図では、国道1号線から二川に向かうエリアは人口集中地域ではないということですが、実際には住宅が多く存在しています。また、令和4年3月の愛知県環境影響評価審査会において住居地域の密集状況については定量的な把握にまでは至っていないと事務局は説明していましたが結果は把握、報告されているでしょうか。
岩屋風致地区のある国道1号線にインターチェンジを作る事になっていますが、この地区への影響を回避する為の方法は検討されたでしょうか。回避をするというのであれば、広く住民に周知させて理解を得ることが求められると考えます。
資料によると道路の幅は約20mとなっていますが、実際に道路が造られると側道なども出来るのではないでしょうか。これを含めた場合、この道路による影響はどの範囲におよぶのか明らかにして下さい。