愛知県では浜松湖西豊橋道路の都市計画の基本方針(案)及び環境影響評価方法書の縦覧が開始されています。8月4日に豊橋市アイプラザにて開催された説明会においても会場に来ていた市民からも多くの質問や意見が出されていました。
8月4日アイプラザにての説明会資料
- 浜松湖西豊橋道路(愛知県区間)の都市計画と環境影響評価について [PDFファイル/2.26MB]
- 浜松湖西豊橋道路(愛知県区間)の都市計画の案を作成するための基本方針(案)について [PDFファイル/5.07MB]
- 浜松湖西豊橋道路(愛知県区間)の環境影響評価方法書について [PDFファイル/7.73MB]
都市計画の基本方針(案)及び環境影響評価方法書の縦覧について
「都市計画の基本方針?」「環境影響評価?」「方法書?」「縦覧?」と、とても難しそうな言葉が並んでいます。もう少しわかりやすいように簡単に説明して見ましょう。
都市計画の基本方針ってなあに?
今回、愛知県が作成した都市計画の基本方針とは「浜松湖西豊橋道路(愛知県区間)」の計画案をさくせいするための基本方針のことです。現在は(案)の段階となります。これが以下の資料です。
この資料の中で浜松湖西豊橋道路の概要や整備効果、ルートの概略などが書かれています。
環境影響評価ってなあに?
環境影響評価(環境アセスメント)は国土交通省中部環境整備局のウェブサイトには以下のように説明されています。
環境影響評価(環境アセスメント)とは、事業を実施するにあたって環境にどのような影響を及ぼすかについて自ら調査、予測、評価を行い、その結果を公表して国民、地方公共団体から意見を聴き、環境保全の観点から総合的かつ計画的により望ましい事業計画を作り上げていこうとする制度です。
https://www.cbr.mlit.go.jp/local_info/eco/assessment/02.htm
環境アセスメントの手続きを定め、環境アセスメントの結果を事業内容に反映させることにより、事業が環境の保全に十分に配慮して行われるようにすることを目的としています。
今回の場合、浜松湖西豊橋道路を建設するにあたり愛知県自らが周辺に及ぼす環境への影響を評価するものです。環境への影響というと動植物などの自然環かと思われがちですがそこに住む人々、観光や仕事などで訪れる人々に対しての影響も評価の対象となります。
環境影響評価の方法書ってなあに?
環境影響評価方法書というのは上記の環境影響評価(環境アセスメント)を行うにあたっての方法を示したものとなります。以下に愛知県のウェブサイトに公開されている環境影響評価方法書を紹介します。なお、愛知県のウェブサイトでは「方法書第1章」のような目次で中身がわかりませんので、わかりやすいように内容の目次で紹介しています。
方法書(愛知県のウェブサイトへのリンク)
- 目次、都市計画対象道路事業の名称、都市計画決定権者の名称
- 浜松湖西豊橋道路の目的及び内容(事業特性)
- 浜松湖西豊橋道路周囲の自然的概況(大気に係る環境、水に係る環境、土壌及び地盤の状況)
- 浜松湖西豊橋道路周囲の自然的概況(地形及び地質の状況、動植物の生態系の状況)
- 浜松湖西豊橋道路周囲の自然的概況(景観と人と自然の活動の状況、放射性物質の状況
- 浜松湖西豊橋道路周囲の社会的概況
- 環境の保全を目的として法令等により指定された地域規制の内容
- 環境の保全を目的として法令等により指定された地域規制の内容
- 環境の保全を目的として法令等により指定された地域規制の内容
- 計画段階環境配慮書における調査、予測及び評価の結果
- 浜松湖西豊橋道路に係る環境影響評価の項目並びに調査、予測および評価の手法
要約書(愛知県のウェブサイトへのリンク)
あらまし(愛知県のウェブサイトへのリンク)
縦覧てなあに?
縦覧とは、書類などを誰でも見ることができるようにすることをいいます。つまり浜松湖西豊橋道路の計画の基本方針や環境影響評価の方法書を市民に見てもらって意見をしてくださいという都市計画における手続きのひとつです。
意見書の提出とは?
2024年8月19日までが浜松湖西豊橋道路の計画の基本方針案、環境影響評価の方法書の縦覧期間となっています。そしてこの基本方針案、環境影響評価方法書についての意見書の提出は9月2日までとなっています。
意見書の提出が無い、または少なければ…
「市民の皆さんに納得していただいた」
という事になります。意見がある方は積極的に意見書を提出しましょう。
書面で持参、または郵送で提出
意見書様式
〒460-8501
名古屋市中区三の丸三丁目1番2号
愛知県都市・交通局都市基盤部都市計画課(本庁舎5階)
あいち電子申請・届出システム
インターネット経由で意見書の提出が出来ます。